秋はサンマがおいしい季節ですよね。毎年楽しみにしている方も多いと思いますが、意外と上手に焼くのが難しくありませんか?
”サンマ”の皮が剥がれずに、身がふっくらジューシーになる焼き方とは?「簡単に成功する...!」

今回は、サンマを手軽にフライパンでふっくらジューシーに焼くポイントを解説!アレンジ料理が楽しめるワタの取り方とレシピを合わせてご紹介します。これで、今年からサンマ料理に自信がもてますよ。
魚焼きグリルがなかったり、いつもうまく焼けなかったりする方にオススメなのがフライパンです。フッ素樹脂加工のフライパンなら手軽にきれいに焼けますよ。特別難しいことはありませんが、ご紹介するポイントを押さえれば失敗しらず!目からウロコのワタの取り方も必見です。
皮が剥がれないようにするには?
サンマを焼くときの最大の難関は、皮をきれいに残すことですよね。ポイントは、焼き目がつくまで動かさないこと!つい気になって、頻繁に裏をチェックしてしまうと皮が剥がれやすくなります。皮に焼き色がしっかりついて、サンマのまわりが白っぽくなるまでじっと我慢ですよ。
フライパンなら身が崩れない!
網焼きにくらべて、フライパンなら均一に焼けます。身が崩れにくいのがうれしいポイントですが、裏返すときが要注意。焼けていない部分に触れると崩れやすいので、しっかり裏面を焼いたらトングやヘラを使って裏返すのもおすすめです。
材料(1人前)
- サンマ・・・1尾
- 塩・・・小さじ1/2
- サラダ油・・・小さじ2
- 大葉 (飾り用)・・・2枚
作り方
準備.大葉は軸を取っておきます。
1.サンマは半分に切って塩を両面にふり、手で全体を軽く押さえてなじませ、5分程おきます。
2.中火に熱したフライパンにサラダ油をひき、1を入れて蓋をし、7分程焼きます。
3.サンマの周りが白っぽくなり、片面に焼き色がついたら、菜箸でゆっくり裏返し、蓋をして中火で7分程、蒸し焼きにします。
4.全体に焼き色がつき、中まで火が通ったら火から下ろします。
5.大葉を敷いた器に盛り付けて出来上がりです。
目からウロコのワタの取り方!
さんまのワタを取る
魚をさばくのって難しいですよね。このやり方なら、簡単にワタと骨が取れちゃうんです!切り込みを二ヶ所入れて、スッと抜き取るだけ!動画を参考に試してみてくださいね。お子様向けにワタと骨を取りたいときや、塩焼き以外の料理にアレンジするときに便利ですよ。
材料(2人前)
- サンマ・・・1尾
作り方
1.お腹の穴の少し手前の頭側に1cm程度の切り込みを入れます。
2.サンマの頭の付け根に包丁を入れ、腹側を半分程残して骨まで切ります。
3.左手で頭を押さえ、右手で尾を持ち横に引っ張ります。
塩焼きだけじゃない!サンマのアレンジレシピ
1.ふわっと上品な香り 秋刀魚の竜田揚げ
ワタと骨が取れたら、そのまま厚さを2等分にすれば3枚おろしの完成!アレンジ料理が楽しめます。まずはサクサクの衣がたまらない竜田揚げはいかがでしょうか。味つけはシンプルですが、山椒を効かせることで簡単に和食屋さんみたいな一品になりますよ。粉山椒ならスーパーやコンビニで手軽に手に入るので、ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
- サンマ (3枚おろし)・・・2尾
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1/2
- (A)みりん・・・大さじ1/2
- (A)すりおろし生姜・・・小さじ1
- (A)粉山椒・・・小さじ1
- 片栗粉・・・大さじ3
- 揚げ油・・・適量
-----付け合わせ-----
- 大根おろし・・・適量
- すだち・・・1個
作り方
準備.すだちは半分に切っておきます。
1.サンマは3等分に切ります。
2.バットに(A)を入れて混ぜ合わせ、1を漬け、ラップをかけます。冷蔵庫で15〜20分置きます。
3.汁気を切り、全体に片栗粉をまぶします。
4.フライパンに3cm程の揚げ油を注ぎ、170℃に熱し、3を入れます。途中で裏返しながら4分程揚げ、火が通ったら油を切ります。
5.お皿に盛り付け、付け合わせを添えて完成です。
2.フライパンで秋刀魚と香味野菜のつくね
生姜と大葉の風味がポイントのサンマのつくねのご紹介です。香味野菜の風味がサンマと好相性!つくねは鶏ひき肉で作るのがおなじみですが、サンマで作ってもおいしいですよ。豆腐を加えることでふわふわ食感のつくねになります。ワタと骨が簡単に取れれば、アレンジレシピも手軽に楽しめます。旨味がギュッと詰まったひとあじ違うサンマ料理です。
材料(2人前)
- サンマ (3枚におろしたもの)・・・2尾
- 絹ごし豆腐・・・150g
- 長ねぎ (5cm)・・・20g
- 生姜・・・20g
- 大葉・・・8枚
- (A)片栗粉・・・大さじ2
- (A)マヨネーズ・・・大さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)みそ・・・大さじ1
- サラダ油・・・小さじ1
- 卵黄 (Mサイズ)・・・1個
作り方
準備.生姜は皮をむいておきます。大葉は軸を切り落としておきます。
1.長ねぎ、生姜、大葉5枚をみじん切りにします。
2.絹ごし豆腐はキッチンペーパーで包み、耐熱皿に入れ、600Wの電子レンジで3分加熱します。
3.サンマは粗みじん切りにし、包丁でたたきます。
4.ボウルに1、3、粗熱が取れた2、(A)を入れて混ぜ合わせます。
5.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、4をスプーンで一口大にすくい入れます。
6.両面こんがりと焼き色がつくまで10分程焼き、中まで火が通ったら火から下ろします。
7.残りの大葉を敷いた器に盛り付け、卵黄を添えて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。
秋の味覚サンマを楽しもう!
サンマをフライパンで焼くポイントと簡単な下処理の仕方、アレンジレシピをご紹介しました。魚料理はハードルが高いイメージがありますが、実は意外と簡単なんです。シンプルに塩焼きにするもよし、和食屋さんみたいな料理にするもよし、旬の味を気軽に楽しんでみてくださいね。