あまり料理の経験がないと、どんな料理から作ったらいいかわからない方もいるのではないでしょうか。まずは、定番のおかず作りがマスターできれば、アレンジ次第でレパートリーが増やせますよ。
「これを覚えれば大丈夫!」初心者さんにも作れる“基本のおかず”レシピ5選

そこで今回は、和洋中を問わず、初心者の方にも作りやすいおかずレシピをご紹介します。みんなが大好きなロールキャベツをはじめ、和食の定番だし巻き卵、甘酢あんがごはんとよく合う酢豚などをピックアップしました。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1.基本のロールキャベツ
コンソメスープで作るロールキャベツのご紹介です。じっくりと時間をかけて煮込んだキャベツはとろっとした食感になり甘みが引き立ちます。コンソメスープとよく合いとてもおいしいですよ。キャベツで肉だねを包むときは、ギュッときつめに巻くと煮崩れしにくくなります。スープや肉だねを変えれば、何通りにもアレンジできますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
材料(2人前)
- キャベツ (計200g)・・・4枚
- お湯 (ゆで用)・・・適量
- 薄力粉・・・大さじ1
-----肉だね-----
- 豚ひき肉・・・200g
- 玉ねぎ・・・50g
- 卵 (Mサイズ)・・・1個
- パン粉・・・大さじ2
- 塩こしょう・・・ひとつまみ
- ナツメグ・・・ひとつまみ
-----スープ-----
- 薄切りロングベーコン・・・1枚
- 水・・・300ml
- コンソメ顆粒・・・小さじ2
- ケチャップ・・・大さじ2
- ローリエ・・・1枚
作り方
準備.玉ねぎはみじん切りにしておきます。
1.鍋にお湯を沸騰させキャベツを入れて2分ゆで、取り出します。粗熱が取れたら芯を削ぎ落とします。
2.ボウルに肉だねの材料を入れて粘りが出るまで捏ね、4等分にし俵型に成形します。
3.1の内側に茶こしで薄力粉をふりかけます。
4.手前に2をのせてひと巻きし、左右の葉を内側に折り込み、奥まで巻いたら巻き終わりの2cmほどを内側に折り込み、爪楊枝で留めます。
5.巻き終わりを下にして鍋に入れ、スープの材料を加えて中火で煮込みます。煮立ったら弱火にして、蓋をして30分ほど煮込みます。アクが出てきたら都度取り除きます。
6.中まで火が通り、キャベツがやわらかくなったら火から下ろし、爪楊枝を外しローリエを取り除いて、器に盛り付けて完成です。
2.ごはんが進む 基本の酢豚
とろみのついた甘酢あんがごはんと相性バッチリな酢豚のご紹介です。野菜と豚肉はそれぞれ油で揚げて火を通してから、甘酢あんと絡めるだけなので手軽にお作りいただけますよ。甘酢あんには片栗粉が入っているので、とろみを均一にするために混ぜながら加熱してくださいね。おうちで簡単に中華の一品をお楽しみいただけるレシピですので、ぜひお試しください。
材料(2人前)
- 豚ロース (厚切り)・・・250g
- 塩こしょう・・・ふたつまみ
- 片栗粉 (まぶす用)・・・大さじ3
- 玉ねぎ・・・1/2個
- ピーマン・・・2個
- 赤パプリカ・・・1/2個
- 揚げ油・・・適量
- (A)水・・・大さじ3
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)ケチャップ・・・大さじ2
- (A)酢・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・大さじ1
- (A)片栗粉・・・大さじ1
作り方
準備.ピーマン、赤パプリカはヘタと種を取り除いておきます。
1.玉ねぎは8等分のくし切りにします。ピーマン、赤パプリカは乱切りにします。
2.豚ロースは一口大に切り、全体に塩こしょう、片栗粉をまぶします。
3.フライパンの底から3cm程の揚げ油を注ぎ入れ、180℃に加熱し、1をそれぞれ入れ、火が通るまで1分程揚げ、油を切ります。
4.2を入れ、中に火が通るまで5分程揚げ、油を切ります。
5.フライパンに(A)を入れ、混ぜながら弱火で加熱します。とろみが出てきたら3、4を加え、全体に絡んだら火から下ろします。
6.器に盛り付け、完成です。
3.基本の和食 だし巻き卵
あと一品欲しいときに作れると重宝する、だし巻き卵をご紹介します。一番だしの上品な旨味が感じられる一品です。一口食べた瞬間にあふれ出るだし汁が絶品!焼きあがったあとは、クッキングシートを敷いた巻き簾でだし巻き卵を巻いて少しおいておくと、形が安定しますよ。ぜひ時間のあるときに挑戦してみてくださいね。
材料(2人前)
- 卵・・・3個
- (A)一番だし・・・大さじ3
- (A)薄口しょうゆ・・・大さじ1/2
- (A)みりん・・・小さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ1
- サラダ油・・・小さじ2
- 大葉・・・1枚
作り方
1.ボウルに卵を溶きほぐし、(A)を加えて混ぜ合わせます。
2.卵焼き器を中火で温めてサラダ油を加え、キッチンペーパーで拭いてなじませます。
3.菜箸で1を落としてジュッとなるくらい温めたら、1を1/4から1/3程度注ぎ入れて、奥から手前に巻き、奥に移動します。
4.卵焼き器の空いたスペースに2のキッチンペーパーでサラダ油を塗り、1を3と同様に加えて奥から手前に巻き、奥に移動することを繰り返します。
5.焼きあがった4をクッキングシートを敷いた巻き簾に乗せて巻き、5分ほど置いたら完成です。食べやすい大きさに切り、大葉を敷いた器に盛り付けて完成です。
4.基本のきんぴらごぼう
箸休めにおすすめしたい、きんぴらごぼうを作ってみましょう。ごぼうとにんじんの歯ごたえが甘辛い味つけとよく合い、やみつき必至のおいしさ!仕上げに入れた白いりごまの香ばしい風味と、プチッとした食感がクセになります。ごぼうのささがきは、ごぼうを回しながら削るように薄く切り落とすのがポイントです!ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- ごぼう (1本)・・・150g
- 水 (さらす用)・・・適量
- にんじん・・・1/3本
- (A)砂糖・・・大さじ1
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
- (A)みりん・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・大さじ1.5
- 白いりごま・・・大さじ2
- ごま油・・・大さじ1
作り方
1.ごぼうは皮つきのままささがきにして、水に10分ほどさらします。
2.にんじんは皮をむき、細切りにします。
3.フライパンを中火で熱し、ごま油をひき、水気を切った1、2を入れてごぼうがしんなりするまで炒めます。
4.(A)を入れて汁気がなくなるまで中火で炒めます。
5.白いりごまを入れて中火でさっと炒め合わせたら火から下ろし、お皿に盛り付けてできあがりです。
5.簡単に作れる さばの味噌煮
作るのが難しいと思われがちなサバの味噌煮が簡単に作れるレシピをご紹介します。湯通ししたサバをフライパンに並べ、水と調味料を入れたら落し蓋をして弱火で煮ます。サバはさっと湯通ししてから使うと、臭みを和らげることができるのでおすすめですよ。甘めのみそだれがよく絡んだサバは、ごはんとの相性が抜群の一品です!
材料(2人前)
- サバ (4切れ)・・・300g
- お湯 (下処理用)・・・適量
- 生姜・・・1片
- 水・・・200ml
- (A)みそ・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)酒・・・大さじ1
- (A)みりん・・・大さじ1
- (A)砂糖・・・大さじ2
作り方
準備.生姜の皮はむいておきます。
1.生姜は薄切りにします。
2.サバは皮目に十字に切り込みを入れます。お湯の沸いた鍋に入れてさっと湯通しをして、キッチンペーパーで水気を取ります。
3.フライパンに2を入れ、水を注いで中火にかけます。
4.煮汁が沸騰したらアクを取り除き、1、(A)を加え、落し蓋をして弱火で10〜15分程煮ます。
5.フライパンからサバを取り出して器に盛り付け、残りの汁をとろみが出るまで中火で煮詰め、サバにかけて完成です。
定番おかずをマスターしてレパートリーを増やそう!
いかがでしたか。今回は料理初心者の方にも作りやすいおかずレシピをご紹介しました。レシピを参考に作り方のポイントを押さえれば、アレンジ次第で料理のレパートリーがどんどん広がりますよ。ぜひ試してみてくださいね。